西光寺

柏尾山西光寺

元久2年(1205)柏原の八阪神社の隣に建立されました。別当所として奉仕の僧がおり阿弥陀堂があったことが古文書からわかっています。現存する梵字板碑一対は宝暦3・9年(1753・59)に建てられた山門です。

明治初年の神仏分離令により廃寺となりました。

ウナギの森の山の神の祠に祀られている2体の像(難陀竜王と雨宝童子)の作者は、京都嵯峨御所(山城国大覚寺)関係の仏師で、この西光寺(山城国大覚寺末寺)に出入りしていたと推定されます。なお梵字板碑の文字は薬研彫で「阿」「吽」が彫られています(仁王像の代替か、寺院の山門にある仁王像は阿形・吽形)。(文責 末松早苗)